「被害者の会」のネットツール活用について

★「被害者の会」のネットツール活用について

私は「福島原発事故による健康被害者の会」という運動に取り組んでいる。この課題に取り組むに当たって必要なこととして、二十一世紀のネット社会にて、病人どうしがどう繋がりあうかということについて、一つ提起をしたい。311による健康被害者は東日本全域に広がる。またそこから避難した者や、国際的な反原発組織との連帯も必要だ。今、当会のメンバーは主に関東在住のものだが、ネットを活用することで、超地域的な活動を行なえないかと考える。一つには、ツイキャスを使いライブでの動画配信で集会をなし、オンラインに開かれた討論の場を設ける。もう一つには、Skypeによるチャット会議を推奨したい。
前回のSkype会議のとき、こんな出来事があった。会議に参加したいので、場所を教えて欲しいというメッセが届いたのだ。私は、外部の方に開かれたリアルの会議の場所は存在せず、Skypeの使い方を学んで欲しいという旨の返信をした。すると、極度の機械音痴のため、Skype導入は不可能だと返答があった。そしてまた一ヶ月後、再び、次の企画で、会に参加したいので、場所を教えて欲しいという旨、ご連絡をいただいた。私は答えた。

――先月の会に引き続き、今月の会も、Skypeでの交流が主な手段になります。リアルで集まることを想定していません。会議室や集会場を借りて皆で集まる、というのは、一定程度以上健康でなければ行なえません。病人にとっては、距離の移動や、外出、知らない人による自宅への突然の訪問も、負担になりえます。Skypeというのは、病人への配慮をするための一つのスキルです。合理的配慮のための、能力の不足した方との交流は、できないケースもあるでしょう。◯◯さんご自身が、そのうち病人になったり衰弱して外出できなくなったときのためにも、今のうちに、「一、スマートフォンかパソコンの購入と、二、Skypeのアプリかソフトのインストールと習熟」は、行なわれた方がよろしいかと。Skypeの設定が難しいようなら、私に直接お電話をいただければ、設定の仕方の相談に乗りますよ――と。

寝たきりのものにとって、多人数での集会参加は非常に難しいものだということは主張しておきたい。「病者の運動」では、「一、Skypeの習熟は病人への合理的配慮として必要だ」「二、Skypeでの交流の足りないことを補なうため、会員同士のリアルでの「お見舞い」のし合いを推奨する」「三、また、適宜、直接の電話や、facebookやlineのグループチャットで交流をする」といったことを意識すべきではないか。
私たちの直面しているある種「原発帝国」とでも呼びうるような「敵」は、超国際的な、凄絶に巨大な「制度」だ。これと立ち向かうために、地理的な束縛を離れた広域的な連帯を、世界史的必然性のもとに行なわなければいけない。そのために、各自、ネットツールの習熟に励んで欲しいのだ。
松平耕一(福島原発事故による健康被害者の会)

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