速報:5月5日は50人も参加/次回は5月26日19時半~早稲田あかねで上映会

★御礼拡散★「関東圏放射能被害vol.2-広がる被害、つながり、避難という希望」は何と50人も参加者でした。気持ちの良い晴れ間のため店の外で解放的な雰囲気で開催しました。またも多く健康被害が報告され、闘い気持ちをみんなが固めました! また詳しく報告します。

内容まとめ  映像

 

次回は5月26日19時半~早稲田あかねで上映会+話し合いです。ぜひご参加ください! 「あかね」地図:http://www.geocities.jp/akane_waseda21/

見る映像:チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告 第2回
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2012/0923.html
動画:汚染地帯からの報告 – 2 ウクライナは訴える
http://www.dailymotion.com/video/xtx7lk_%E6%B1%9A%E6%9F%93%E5%9C%B0%E5%B8%AF%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E5%A0%B1%E5%91%8A-2-%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%81%AF%E8%A8%B4%E3%81%88%E3%82%8B_news
事故後の疾病をまとめたウクライナ政府(緊急事態省)報告書:チェルノブイリ事故から25年“Safety for the Future”
http://archives.shiminkagaku.org/archives/csijnewsletter_010_ukuraine_01.pdf

5月5日ぜひ参加を!「関東圏の放射能被害」vol.2―広がる健康被害、つながり、避難という希望―

チラシ:健康被害者の会おもて面 チラシ:健康被害者の会裏面 (1)

「関東圏の放射能被害」vol.2―広がる健康被害、つながり、避難という希望―
5月5日(木・休)16時半開場、17時~19時ごろまで。終了後は同じ場所で交流会です。
場所:早稲田あかね。東京都新宿区西早稲田2-1-17酒井ビル1F(早稲田大学文学部正門の目の前)
お話:松本麻里さん(福島原発事故による健康被害者の会。文章「原発と再生産労働——フェミニズムの課題」
「前人未到のカタストロフから希望へ」柳原敏夫さん(弁護士、「脱被ばく実現ネット」(旧「福島集団疎開裁判の会」http://fukusima-sokai.blogspot.jp/))
4月14日に東京で「福島原発事故による健康被害者の会」が「関東圏の放射能被害」イベントを開きました。この会は東京の反原発運動や国会前抗議で出会った中で、甲状腺異常、大腸がん、心臓疾患を発病したり、皮膚病や体中の痛み、食道炎、化学物質過敏症の悪化に苦しんでいる人々やその友人知人などが集まりました。非常に熱気と衝撃に満ちました。
チェルノブイリ事故では5年目から被害が爆発的に増えており、福島で子どもの甲状腺
がんが166人も出ています。福島でも関東・東北でも声を上げられず、認識されず、隠された健康被害が莫大にあるはずです。今こそ被害者や身近な支援者がつながり声を上げる事が今こそ必要です。そのためイベントは多くの健康被害の報告や相談で衝撃と熱気に満ち溢れました。
確認されたのは次のことです。
★関東でも実に多くの被害が出ている。調査も補償も全くやらない国は、被ばく被害が統計化される事を最も恐れている。被害者の集まりを続け、仲間を増やし、病気要素としての被ばくを国家と社会に認めさせよう
★被害者と身近な人は闘病だけでも大変だ。生活を支え合っていこう。
★放射能からの避難、生活補償、原発・核推進政策の抜本転換を要求し実現させていこう。
まずは健康被害に正面から取り組み、誰もが声を上げられるようにすることが必要です。
そこで私たちはvol.2を開催します!これらに詳しいお二人の話を聞きます、
今関東でどんな健康被害があり、どうしたらいいのか、もっと報告し合い、
つながり、一緒に解決していきましょう。
「これって被ばく被害では?」「もっと知りたい、同じ悩みを持つ人とつながりたい、
支援したい」と思う多くの方の気軽な参加をお願いします。
呼びかけ:「福島原発事故による健康被害者の会」(健康被害の報告や相談をお寄せ下さい。)
ツイッター:@kenkohigai
※当日は「脱被ばく実現ネット」のみなさんが被ばく問題で街頭アピールも行います。
こちらもぜひご参加ください★
5/5(木)14時~15時、街頭宣伝@新宿歩行者天国 (紀伊国屋書店前付近)

5日に話してもらう柳原弁護士から:健康被害を集める事

チェルノブイリの犯罪=フクシマの犯罪では、健康被害データが隠ぺいされます。

原子力ムラが組織的、総力をあげて、健康被害データの隠ぺいに取り組んでいるのに対し、私たちは非力ですが、抵抗することが可能です。
1つは、ポツン、ポツンと、健康被害データの隠ぺいのほころびのように検出される「不可解な健康被害の発生」を、その場、その場の事件としてそのままにせず、これらの点と点をつないで、系統的に被害の情報を集めることだと思います。

以下は、その1例です。今まで、関東、東葛地区の健康被害を系統的に追及してきませんでしたが、この視点を持って、情報を探すと、戦慄するような状況が起きているのではないかと思えてきました。

千葉県柏市の小学校の約100人の児童~感染性(2014年10月2日(NHK ニュース)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11136380306

ホットスポットの千葉県柏市、感染性胃腸炎で小学校が臨時休校!水痘(ウイルス感染症)も過去最多に!免疫力弱体化が原因か?
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-4061.html

このブログを書いた人は、この問題を追及していく中で、一方で子どもたちの免疫力の低下、他方で、感染性胃腸炎の原因として牛乳に異常があるのではないかという問題意識(※)が生まれ、そこから次の牛の異常という事実に注目します。

(※)千葉 牛乳飲んで体調不良1700人余に(NHK2014年6月2日)
http://archive.is/xlIh8

牛乳体調不良騒動は牛白血病が原因か!?福島原発事故後に増えた牛白血病!チェルノブイリでは狂牛病の増加も!牛乳からは菌が検出されず!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-2752.html

原因不明…千葉の牛乳問題でささやかれる「牛白血病」との関係(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/13/health16/msg/420.html

要するに、放射能による健康被害は人だけではなく、すべての生物に及んでおり、その1つが牛の白血病の増加ではないか、という問題です。その牛白血病に罹った牛の牛乳を学校給食で飲んだ(免疫力が低下している地域の)子どもたちが重い感染性胃腸炎にかかったのではないか、という問題です。
もちろん断定はできないのですが、明らかに何か異変が発生しているのは確かである以上、それが放射能との関連性を否定できない以上、注視していく必要があります。

参考:チェルノブイリ症候群の特徴
http://kiritsu.jp/housyanou/housyanou.htm

報告:放射能被害」開催!関東からも被害者がつながり、命を守り、医療・避難・賠償・社会変革の声を~次回は5月5日17時早稲田にて

あかね写真1報告:福島原発事故による健康被害者の会

福島原発事故を経ても川内原発を動かし続ける日本への警鐘のように、4月14日夜に隣の熊本で大地震が起きた。ちょうどその時、東京では「福島原発事故による健康被害者の会」が「関東圏の放射能被害」集会を開いていた。福島では子どもの甲状腺がんが公式発表だけで166人、関東にもあらゆる健康被害が広がっている。この会は東京の反原発運動や国会前抗議で出会った中で、甲状腺異常、大腸がん、心臓疾患を発病したり、皮膚病や体中の痛み、食道炎、化学物質過敏症の悪化に苦しんでいる人々やその友人知人が集まった。これらに放射能被害が関係すると考えるのは、「事故後に突然発症し、理由も原因も不明で、一向に治らない」「これまでと同じ生活をしていたのに発症し、また若年世代が通常かからない病気となった」からだ。

関東の放射能影響により健康被害になったと考える本人たちが集まり話す公開イベントは今までほとんど無かったのではないか。だがチェルノブイリ事故では5年目から被害が爆発的に増えており、まさに今3.11から5年だ。国は放射能安全キャンペーンを展開し、2年前の「美味しんぼ」叩きのように隠ぺいとバッシングを強めている。福島を始め関東・東北でも被害者や身近な支援者がつながり声を上げる事が今こそ必要だ。短い告知でも20人を超える人々が早稲田に集まり、どんどん出てくる関東の健康被害。非常に衝撃と熱気に満ちた会となった。

会の中継映像はhttp://twitcasting.tv/chikapin1/movie/261737465
中継のコメント欄に健康被害の報告が集中しました。http://togetter.com/li/962746

集会はまず、緊急入院で来られなくなった発言者の文章の代読から始まった。昨秋に38歳の若さで大腸がん(ステージ4、最も重い)と判明した松平耕一さんで、国会前抗議などに積極的に参加し論文も書いていた。http://kyuen.jp/?p=231 松平さんは普段から非常に外食が多かったが、彼の若さで一気に重いがんになる事には、セシウムなどで汚染された米や肉や野菜が外食に多い影響を考えざるを得ない。

松平さんは自らの悲しみに基づき健康被害が隠されている要因をずばり指摘する。「集会を行えなくなるのが悔しくて、病院のベッドでボロボロ泣いている体たらくである。病気になったものは、結局、闘病のために、体力と金と時間を奪われて、分断されて「黙らされて」しまう。病人には集会に集まる力も、文章を書く気力もない。「サバルタンは語ることができるのか」といったようなことが、私たちの直面する課題だ。」

そしてこう呼びかけた。「私たちが次に取り組むべき反原発運動は、各自の『身体』へと焦点を当て返すことだ。原発政策は、私たち一人一人の個人の家庭を無茶苦茶にし、私たちを分断し、生への希望を奪っていきうる。街頭や国会前の反原発行動に参加できずに、斃れ、避難していく人たちがいる。街頭行動のような公的な場から、病人たち各自のプライベートな家庭の領域へと、反原発運動を拡大させなければならない。「空間」から「身体」へ、公的領域から私的領域へ。病人どうしが連帯しあい、声を上げることで、国際的な、原発政策の基準の見直しを迫らなければいけない。また、放射能と健康被害の因果性についての国際基準の、幅を広げていくための戦いがなされなければいけない。世界思想史において、世界運動史において、跳躍し、投げられなければいけない一つの石がここにあるのだ。」
全文はhttps://radiationdamage311.wordpress.com/2016/04/13/%e9%9b%86%e4%bc%9a%e4%b8%8d%e5%8f%82%e5%8a%a0%e3%81%a8%e3%81%aa%e3%81%a3%e3%81%9f%e6%9d%be%e5%b9%b3%e8%80%95%e4%b8%80%e3%81%95%e3%82%93%e3%81%8b%e3%82%89%e3%81%ae%e3%83%a1%e3%83%83%e3%82%bb%e3%83%bc/

続けて「東電前アクション」などで事故直後から抗議行動をしてきた園良太さんが、健康被害と被曝の因果関係が否定され続ける中、私達がどう考え主張していけばよいかを話した。34歳の園さんは作夏から心臓の狭心症と不整脈になり、3回に一回脈拍が欠け、今年は昼間も倒れこむことが増えた。社会運動の疲れとストレスがあるが、心臓は放射性物質がたまりやすく心臓病はチェルノブイリでも激増したため、被ばくが発病を促進した可能性を見ている。

放射能被害はがんなど重い病気が連想され、今の日本はそれさえ否定するため誰のどんな被害も言えない。だが放射能被害の核心は「人体の免疫力を下げる事」で、誰もが体力・気力が低下し、あらゆる病気にかかり、個々人の持病や弱い部分がさらに悪化する危険性があるという事だ。要因も表れ方も様々という意味で風邪と同様だ。風邪になった理由や症状は自分の生活歴を知る本人が一番わかっており、「それは風邪じゃない!」と他人に迫る人は普通いない。ところが「それは放射能と関係ない、証拠が無い」という声がこれほど多いのは人として決定的に不自然な行為であり、国家や県や電力会社が因果関係を否定し、被害者を分断し、抑え込んでいる事の証明だ。

これにより被害者は次第に病気も悪化し、家や病院で動けなくなり、連帯も防護も避難も要求できなくなる。そして新たな被害者も「先輩被害者」と出会う事ができず、自分が被ばく被害だと理解する機会が無くなる。こうして被害者が増え続けても社会から存在を消され続け、社会運動にもならないという「死」の悪循環が始まっている。国や電力会社は「自分たちは何もしなくても勝手に死んでくれて、責任逃れができる」と私達が死ぬのを高見で笑って待っているのだ。広島・長崎・水俣と全てそうだったではないか!
これを逆転させる「飛躍」が今こそ必要だ。関東でもわずかの被ばくでも被害当事者だと今こそ声を上げよう。証明の責任は国際社会や原子力企業にあり、彼らが核開発を優先する世界の犠牲にならず、それを変える存在として声を上げよう!
これが園さんが苦しみながら考えた事だった。会の呼びかけ全文はhttps://radiationdamage311.wordpress.com/2016/03/19/%E3%80%80%E3%80%8C%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E5%8E%9F%E7%99%BA%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E5%81%A5%E5%BA%B7%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E8%80%85%E3%81%AE%E4%BC%9A%E3%80%8D%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8A/

あかね福島

続けて11年から福島の子どもの集団避難を求めて裁判を闘い続けてきた「脱被ばく実現ネット」http://fukusima-sokai.blogspot.jp/ 
の岡田俊子さんが、関東もチェルノブイリの避難地帯同様に汚染されている事実をマップで説明した。そして福島と関東の「突然死」をまとめて報告した。それは衝撃的な数だ。

関東
  岡田さんの友人からの報告
① さいたま市桜区 友人宅のまわりの方達の報告
②   60代後半の男性3人が2014~2015に癌で亡くなった。
    他 2016年初め 隣の60代の女性も癌で亡くなる。
③  斜め前の方は 夫婦で2015年 6月、2016年2月 脳血栓で倒れ奥さんは手術して回復
    御主人は手術後半身不随でリハビリ中。
  脱被ばく実現ネットボランティア仲間からの報告(都内)
④ 2012年 50代(男性) 心不全
⑤ 2013年 50代(男性) PTA会長 タクシーの中で亡くなる。
⑥ 2013年 60代(男性) 朝亡くなっていた。
⑦ 2014年 40代(男性) 教師  前日まで元気だったのに突然亡くなる。
⑧ 2014年 40代(男性) お風呂で亡くなっていた。
⑨ 2016年 60代後半(男性) 元気だったのに突然亡くなる。
ボランティア仲間(女性)川崎在住:2011年事故当時 心臓がチクチクしたと。その後3度頭髪が全部抜け アトピー体質だったもののそれが物凄く悪化。 ただ今保養中。
福島
    ★飛田晋秀さん(写真家)からの亡くなった方の報告
① 2015年 5月   37歳(男性)  原因不明(おそらく心筋梗塞) (福一から約47キロ)
② 2015年 8月   20歳(男性)  役場職員 心筋梗塞  (福一から約47キロ)
③ 2016年 1月   1歳7か月 脳腫瘍          (福一から約50キロ)
④ 2016年 4月   60歳(男性) 心筋梗塞        (福一から約 47キロ)
 (5/5第二弾集会での報告)
2013年4月上旬58歳仮設住宅玄関前で突然死
2015年4月中旬55歳仮設住宅で急性心筋梗塞で死亡
★5月8日、もう一人の福島からの報告者(子ども脱被ばく裁判の原告)から
連絡あり。  親戚の43歳の男性 2016年 2月 急性癌で亡くなったのを
報告漏れ。 強制避難区域から避難し、仮設住宅で暮らしていたそうです。
   ★子ども脱被ばく裁判の原告からの報告(双葉郡から県内避難していた知人)
  ① 2012年  60歳(男性) 原発作業員 長くメンテナンスに関わり被ばくして体調悪かった 癌
  ② 2013年  60歳(男性)  同上
  ③ 2013年  60歳(男性) 急性癌
  ④ 2014年  50歳(女性) 死因不明
  ⑤ 2015年  54歳(女性) 急性白血病ーーー(③、⑤はご夫婦で中学生のお子さん1人残される)
  ⑥ 2015年  54歳(男性) 原発作業員  心筋梗塞
  ⑦ 2015年  51歳(男性) 原発作業員 (同級生) 死因不明
  ⑧ 2015年  51歳(男性)  同上  (公表あり)
あかねぺぺさん

そして会場の交流スペース「あかね」を運営するぺぺ長谷川さん(だめ連)は「3月に身近な40代前後の中年世代が8人も死んだ。被ばく被害者もいるだろう。もはや放射能が身体を刺してくる戦争だ。反原発運動も社会運動もそもそもは『命』の問題。今こそ被ばくの問題で声を上げよう。東京に住むことは控えめに言ってもギャンブル。シャレにならない。意識的にこういう集まりをやっていかないと世間の波に飲まれてしまう」と訴えた。

そして会場参加者で、福島・いわき在住で自分に甲状腺異常が見つかった仲間が「声を上げなければいけない」と報告した。また普段東電前や国会前で音楽で抗議している福島県葛尾村出身の方が、事故前から地元で原発の放射能で人が亡くなり続けていることを話し、今や放射能被ばくはみんながしているのだから、被ばくに反対する事で誰もが大きく団結できるはずだと訴えた。さらに地元で家族・同居人ががんなどの重病にかかった方が次々発言した。事故後のだるさやうつの長期化も多数報告された。みんな話せる場を求めているのだ。

そこで最後に以下が確認された。
1:調査も補償も全くやらない国は、被ばく被害が統計化される事を最も恐れている。被害者の
集まりを続け、仲間を増やし、病気要素としての被ばくを国家と社会に認めさせよう
2:被害者と身近な人は闘病だけでも大変だ。生活を支え合っていこう。
3:放射能からの避難、生活補償、原発・核推進政策の抜本転換を要求し実現させていこう。

5月5日(木・休)17時~第2回の集会を開催する。
これら3点の問題と要求に詳しい方が話し、被害者や被害の不安を感じる人達どうしの交流会も行う。
場所:早稲田「あかね」東京都新宿区西早稲田2-1-17 酒井ビル1F地図:http://www.geocities.jp/akane_waseda21/
ぜひ多くのご参加をお願いします!

「福島原発事故による健康被害者の会」(健康被害の報告や相談をお寄せ下さい。)       

ツイッター:@kenkohigai

集会不参加となった松平耕一さんからのメッセージ

★4月14日「関東圏の放射能被害」集会(20時~「早稲田あかね」で開催http://www.geocities.jp/akane_waseda21/)で発言予定だった松平耕一さん(大腸がん患者)が、体調を崩して入院のため不参加になりました。こうして予定が立たない、病床や家で苦しむ、悔しさ、それが健康被害の本質です。松平さんが病院から書いた文章があるので集会で読み上げます。問題の本質を見事に表しています。ぜひ参加、拡散をお願いします。

=======================

「福島原発事故による健康被害者の会」という団体を紹介したい。この会の中心的なメンバーは、国会議事堂前の反原発運動などで、よく顔を会わせていたものたちで、特に、三・一一以降に病気に罹った人々が中心となりできた。彼らは、三・一一後の早い段階で、遠方への自主避難をせず、自分たちは東京で活動しているが、放射能被ばくのせいで病気になるかもしれないという予感を抱いていた。私個人の感覚で言うと、避難はせず、東京に残り、たとえ被ばくのせいで病気になったとしても、東電を非難し東電の解体を見届ける必要があると思った。三・一一の起こる以前から、福島原発を有する東電の電力による供給を、ムザムザと得て生活をしてきたものにとっては、原発事故に際して、なされなければいけない責任があると思ったのだ。

「健康被害」の問題で言うと、放射能による被害に敏感なものたちを「放射「脳」」と呼び、嘲りの対象にする文化がネットにはある。ある病気を、原発事故のせいでなったものだと論証するのは論理の飛躍が必要で、非常に難しいことではある。しかし、過去のどんな公害病も、その発生の時点では、病気の存在と、企業による環境汚染が対応したものであるとはなかなか認識されず、企業の責任も国家の責任もすぐには追及されなかったことだろう。今問題なのは、実は福島原発事故による被ばくのせいで病気になっているかもしれないのに、そのことがそれとして認識されず、無視され、見過ごされていることではなかろうか? 私たちは、企業と国家の原発政策により、健康に生きる権利を生まれつき剥奪されていたのに、そのことを指摘することも許されていないのだ。

しかし、チェルノブイリ原発事故の例を見ても、相当な遠隔地域でも被ばくによる健康被害の報告は上がっている。日本においても、健康被害というものが広域において起こっているかもしれない現状について、告発していく運動が必要である。私たちの身の回りでも、不審な死や理由不明の若年世代の病気が増えている。かくいう筆者も、現在、ステージ四の癌にかかり、十年生存率は八パーセントだということで、体調が悪く、入院しながらこの文章を書いている。病人は思い通りには活動ができない。私が呼びかけ人となり私が主催する、「被害者の会」のスターティング集会があったのだが、その直前に突然具合いが悪くなり、急遽入院となった。集会を行えなくなるのが悔しくて、病院のベッドでボロボロ泣いている体たらくである。病気になったものは、結局、闘病のために、体力と金と時間を奪われて、分断されて「黙らされて」しまう。病人には集会に集まる力も、文章を書く気力もない。「サバルタンは語ることができるのか」といったようなことが、私たちの直面する課題だ。

「被害者の会」は、ごく素朴には、病人の互助会という形をとりうる。患者どうしが見舞いをしあったり、一緒に料理を作って食べたり、個人の宅に集まって体操をしたりするといった小さなサークル活動が、日々の反原発運動のトウソウ課題でありうる。考えてみるに、今までなされてきている反原発運動は、「フクシマ」を代弁し、支援する、「地域」に注目した運動ではなかろうか。それはもちろん必要だが、私たちが次に取り組むべき反原発運動は、各自の「身体」へと焦点を当て返すことだ。原発政策は、私たち一人一人の個人の家庭を無茶苦茶にし、私たちを分断し、生への希望を奪っていきうる。原発は私たちの実存を消滅させうる。原発政策は、私たちの日常生活のなかに、テレビのブラウン管を通り抜けて、食卓の上の皿にまで浸透している。街頭や国会前の反原発行動に参加できずに、斃れ、避難していく人たちがいる。街頭行動のような公的な場から、病人たち各自のプライベートな家庭の領域へと、反原発運動を拡大させなければならない。

「空間」から「身体」へ、公的領域から私的領域へ。戦争の現場は、人知れず病気と戦う病人たちのベッドにおいても存在する。そして、病人どうしが連帯しあい、声を上げることで、国際的な、原発政策の基準の見直しを迫らなければいけない。また、放射能と健康被害の因果性についての国際基準の、幅を広げていくための戦いがなされなければいけない。世界思想史において、世界運動史において、跳躍し、投げられなければいけない一つの石がここにあるのだ。以下は「福島原発事故による健康被害者の会」の呼びかけ文である。(リード文松平耕一)

https://radiationdamage311.wordpress.com/2016/03/19/%E3%80%80%E3%80%8C%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E5%8E%9F%E7%99%BA%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E5%81%A5%E5%BA%B7%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E8%80%85%E3%81%AE%E4%BC%9A%E3%80%8D%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8A/

【4月14日スタートイベント】「関東圏の放射能被害」へご参加を!

★☆★☆★☆★☆転送・転載大歓迎★☆★☆★☆★☆

☆【イベント】「関東圏の放射能被害」

○日時 2016年4月14日(木)20時~
○場所 早稲田あかね 東京都新宿区西早稲田2-1-17酒井ビル1F 地図http://www.geocities.jp/akane_waseda21/ ※事前申し込み等は不要です。どなたでもお気軽に直接お越しください。
○話し手 園良太(@ryota1981 )、松平耕一(@matudaira)、ぺぺ長谷川
○内容 原発事故の起こった二〇一一年から五年が経過した。事件の当初「四、五年後に健康被害は目に見える形で現れてくるはずだ」と一部識者の間では囁かれていた。それは、今、現実のものとなってきた。しかし、放射能により病気となった人がいても、そのことは未だ本人たちにすらそれと認識されないことがしばしばある。また、政府はこれを隠蔽し、マスコミはそこから目を背けている。ここに、関東圏での、原発事故による健康被害者かもしれない、生存率8%のがん患者と、心臓疾患の患者がいる。余命幾ばくもないかもしれないこの重病人と、それに向かう事を恐れる者たちが、東電の罪と、人類への罰を告発する。
○主催 福島原発事故による健康被害者の会 メール(会に関心のある方はご連絡ください)radiationdamage311@gmail.com https://radiationdamage311.wordpress.com/ FB:https://m.facebook.com/groups/1070200323032848/ ツイッター:https://twitter.com/kenkohigai
○当日はツイキャス生放送あります。@chikapin1 http://twitcasting.tv/chikapin1/